口から食事がとれず、経管栄養を行っている医療的ケア児はたくさんいます。
経口チューブや経鼻チューブ、胃ろうなど方法は様々です。
そんな経管栄養をしていても、一緒にいろんなところへお出かけしたいですよね。
「さあ!行ってみよう!」と思ったときに、
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外で注入するときって、どこに引っ掛けるの?
必要な持ち物って何だろう?
栄養剤の持ち運び方は?
そんな疑問が出てくるのではないでしょうか。
今回はそんな疑問を、私の実体験を交えながら解決していきたいと思います!
経管栄養中の外出に必要な持ち物
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イルリガートル、接続チューブ、シリンジなどの物品
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まずは持ち物の準備!何が必要かな?
私が持っていたのは、
- イルリガートル
- 接続チューブ
- シリンジ(カテーテルチップ) 2本
- コネクタ
- 聴診器
でした。シリンジ(カテーテルチップ)は1本が胃残の確認・薬注入用で、もう一本は予備として持っていました。
公共交通機関や徒歩だと荷物が多くなってしまって大変ですが、もし移動手段が車なら予備でもう一セット車に置いておけるとより安心です◎
紙コップがあると便利
薬の注入や最後の白湯のフラッシュ、胃残が多かった時などに活躍するのが紙コップです。
まとめ買いでストックしておいて、外出時は多めに持って行っていました。
経管栄養を卒業した今でも、外で薬を飲ませるときに使っています!
個人的にオススメなのは3オンス(90ml)のもの。
薬を溶くのにちょうど良いサイズ感で、持ち運びでかさばらないところがとてもオススメです。
栄養剤の持ち運び方法
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ミルク
月齢が小さいと、普通の育児用ミルクやアレルギー対応のミルクなどを注入するお子さんも多いですよね。
ミルクの場合は、
- 粉ミルクやキューブミルク
- もしくは液体ミルク
- お湯
- 湯冷ましや調乳用の水
- 調乳用の哺乳瓶
を持っていきましょう。
最初にお口から飲んで、飲めなかった分を注入する場合は哺乳瓶につける乳首も持ってくださいね。
湯冷ましや調乳用の水があると適温のミルクをすぐに作ることができるので便利です!
調乳用の水はペットボトルタイプが手軽で使いやすいですよ。
また、アレルギーや好みなどがなければ液体ミルクも調乳の手間がなく使い勝手が良いです◎
缶やパウチ、紙パックなどいろいろなパッケージがあり、内容量も違うので使いやすいものを選んでみてください。
缶タイプの栄養剤(エネーボなど)
我が家で経管栄養に使っていた栄養剤はエネーボです。
未開封なら常温でOKなのですが、栄養士さんから受けた説明では、エネーボは「開封後は要冷蔵で48時間以内に使うこと」だそうです。
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開封後要冷蔵の物を持ち歩いて、残ったらどうするの?
一缶250mlなので、小児ではなかなか一度の注入で使い切るのは難しいですよね。
- クリアボトルに一回分のエネーボを入れる
- 保冷剤とともに保冷バッグに入れる
- 注入の時に白湯と割って適温にする
私は大体外では一回しか注入しなかったので、いつも上記のやり方でした。
本当は目盛付きのクリアボトルが欲しかったのですが…。
見つからなかったので、一度計量カップで必要な量を測ってボトルに入れてみて、マスキングテープで自作の目盛をつけて使っていました。
もし長時間の外出で、一回エネーボ缶に蓋をして保存したいなあという方には、このキャップがオススメです!
エネーボにピッタリなサイズでご自宅での保管にもとても便利なので、ぜひ使ってみてください。
外出の時は経管栄養のイルリガートルをどこにぶらさげる?
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ベビーカーの場合
ホームセンターや100円均一などで材料を集め、スタンドを自作する方もいるようです。
私は市販の自転車用の傘スタンドを購入し、ベビーカーに固定して使用していました。
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傘を挟む部分にS字フックなどを取り付けて、少し高さを出してから吊り下げていました。
ベビーカーの種類や、お子さんの体格、ボトルの大きさなどによって落ち具合も変わってきます。
高さが足りない場合はつっぱり棒をプラスしてみたり、いろいろ試してみてくださいね◎
車内の場合
私は窓の上についているハンドルにS字フックを使用して吊り下げていました。
ベビーカーフックや、大きめの洗濯ばさみを使う方もいるようです。
車内はより高さがとりづらいので、難しければ車内で注入しなくても済むようにお出かけの時間を調整するのも一つの方法ですね。
病院内では処置室や点滴スタンドを借りられることも
定期受診などで病院へ行ったとき、「注入の時間と被ってしまったらどうしよう」と思うこともありますよね。
病院によっては、注入中に外来処置室のベッドが空いていれば貸してくれたり、イルリガートルを引っ掛けるための点滴スタンドを貸してくれる場合もあります。
ただ処置が立て込んでいる場合や、スタッフが忙しいタイミングだと難しいですが、良い方法が見つからず大変な時には相談してみましょう。
その子に合った方法を見つけ、外出を楽しみましょう
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経管栄養と、経口摂取。形は違っても、外で一緒に食事ができたら楽しいですよね。
下準備は大変ですが、今回の記事を参考にいろいろと試してみてください。
お子さんに合った方法を見つけて、病院以外のお出かけも是非楽しんでいただけたらな、と思います。
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