学校に行きたくない…
晴れて小学校一年生となった我が子。
お気に入りのピカピカのランドセルを背負い、元気に登校してくれると思っていたのに「学校に行きたくない」と言われ驚いた経験はありませんか?
休ませていいのかな…
と悩むこともあると思います。
我が子も学校に慣れはじめた5月頃から、たまに登校しぶりで泣き出すことがあり、対応に悩んでいましたが、なんとか登校できています。
では、子どもが「学校に行きたくない」という理由はなんなのでしょうか。
今回は、子どもの登校しぶりの原因と、そんな時どうしたらよいのか?我が家での小1の登校しぶり対応についてご説明します。
登校しぶりとは?
登校しぶり・行き渋りってどういうこと?
子どもが小学校に行きたがらないことを、「行き渋り・登校しぶり」などと呼ぶことがあります。
「なんか行きたくない」「学校嫌だ」などと言い、文字通り【学校に行くのを渋ること】ですね。
様々な理由が考えられますが、後ほどお話しします。
登校拒否と登校しぶりの違い
登校しぶりは、「嫌だ」「行きたくない」と渋っていても、家族の励ましや送り迎えなど、なんらかのキッカケで登校は可能な状態です。
一方、登校拒否とは「登校することを拒否して、学校に行けないこと」です。
意味は異なるものですが、登校しぶりは「登校拒否の予備軍」と言われており、子どもの様子に注意してあげたい状態ではあります。
小1の登校渋りの原因とは?
保育園・幼稚園とのギャップがつらい
保育園や幼稚園での過ごし方と、小学校の過ごし方は全くといっていいほど違います。
保育園では友達と楽しく遊んだり、製作に取り組んだりとのびのび過ごしていた子どもたちですが、小学校に行くと授業中はおしゃべり禁止。
45分間約静かに前を向き、座って授業を受けなくてはなりません。
実際おしゃべりな女の子である我が子も「黙って座っていなきゃいけないのがつらい」と話していました。
その他にも親の付き添いなしの登下校、保育園ではなかった「掃除」がある、などたくさんの環境の変化があります。
その環境の変化についていけず、つらいと思うことがあるようです。
人間関係がうまくいっていない
先生と性格が合わない、友達との関係がうまくいかない、など人間関係の悩みがあると登校しぶりに繋がりやすいです。
大人もそうですが、人間関係が悪い場所にいるのは嫌ですよね。
なかなか仲の良い子が出来ず一人で寂しい、ちょっと嫌なことを言ってくる子がいる、など様々な人間関係の悩みがでてきます。
それが引き金となり「学校にいきたくないな」という気持ちに繋がることがあります。
我が子も「男子がちょっかいをだしてくる」「可愛くないって言われた」など、大人からしたら「そんなの気にするな!」というようなことも小1の子どもにとっては大事件なのです。
勉強がわからない
引き算、足し算、文章問題など…保育園とは違い「勉強」をするようになります。
そして、一人一人に合わせた個別授業ではなく、クラス全員一緒に、同じ速度で授業をすすめていくのです。
簡単に感じる子も、難しく感じる子もいます。
勉強についていけない・わからないと感じていると、「授業中に当てられたらどうしよう」という不安な気持ちになることがあります。
ご自身も経験がある親御さんが多いのではないでしょうか。
その不安な気持ちが、登校しぶりにつながってしまうのです。
本人も理由がよくわからない
実は、本人もよくわからないというパターンもあるようです。
色々な「嫌なこと」の積み重ねだったり、漠然とした不安感、そこから「なんとなく学校が嫌」「行きたくない」という気持ちになってしまいます。
本人も明確な理由を答えられない、でも、なんとなく行きたくない。そんなケースもあるのです。
小1の登校しぶりへの対応
我が家での「小1娘が登校しぶりをしたときの対応」を4つご紹介します。
我が子はこの対応で1学期をなんとか乗り越えました。
その子の性格や、取り巻く環境によって対応の合う合わないはありますが、参考にしてみてください。
共感する
まずは、子どもの「行きたくない」という気持ちを受け止めました。
すぐに、「休んじゃダメ!」「行きなさい」と言うのではなく、
学校に行きたくないんだね。ママもそういう時があった。
とまずは、娘本人の気持ちに寄り添った返答を心がけました。
そこから「どうして行きたくないの?」と本人のペースに合わせて理由を聞きます。
「◯◯が嫌だから」と理由を教えてくれたときも、「そんなことがあったんだ、それは嫌だったね」など気持ちを受け止めました。
そして共感しながら聞いてあげ、解決策を示してあげたり「辛かったら迎えに行くね」など、「ママはあなたの味方だよ」と伝えることを意識しながら話し合うことで気持ちが落ち着いて、「学校行ってみる」と気持ちを切り替えることが出来ました。
登校に付き添う
話を聞いてもダメな時は、「車で行く?」や「途中まで一緒に歩いていこうか?」などと提案すると、案外すんなり行ってくれたりします。
学校についてしまえば、気持ちが切り替わるのか「行ってくる!」と元気に車から降りていくことが多かったです。
お守りを作る
手作りのお守りを作って持たせるのも効果がありました。
娘が小さい頃からお気に入りのぬいぐるみの絵を描いて、ランドセルのポケットの中にいれておきます。
「ママの代わりにここにいるからね」「寂しくなったら見てね」と伝えてあげると安心するのか、登校しぶりが減りました。
あまり大きいものやマスコットは、学校で禁止されていることもあるので、お手紙やイラストなどちょっとしたものがおすすめです。
休ませる
「行きたくない!」と号泣された時は、休ませたこともあります。
一度休ませてしまうと、もう学校に行けなくなるかな…と不安でしたが、我が子の場合は大丈夫でした。
翌日は「ちょっと嫌だけど、がんばる」と自ら気持ちを切り替えて、登校していきました。
小1の登校しぶりは、こどもの気持ちを受け止めよう
様々な理由で起こる、小1の登校しぶり。
色々なことを感じ、考えているからこその成長の証ともとれますが、それに対応する家族も大変ですよね。
我が家で1番効果があったのは、行きたくない気持ちに共感し、受け止めることでした。
自分を認めてくれる、家族が味方でいてくれる。
そんな風に思うだけで、子どもの気持ちが少し軽くなるのかな、と感じます。
子どもが楽しく学校に行けるのは、幸せなことです。
登校しぶりがなくなって、楽しく学校に行けるよう今回の記事を参考にしてみてくださいね◎