未経験でも成人看護はできる？看護師の転職体験談！小児科から成人へ

と思ったことのある看護師さん、多いのではないでしょうか。

小児科の経験しかないと、成人看護ができるのか不安になりますよね…。

お給料や通勤時間、福利厚生などの条件が希望通りだから働きたい！でも、小児しか経験ないし、成人看護できるかな…。

そんなあなた、きっと大丈夫。

私は産後に転職を考えた時、小児科一筋の経歴＋出産育児で１年半のブランクありという状況…しかし、そんな私でも、成人病棟勤務することができました！

やっぱり小児看護との違いに悩むこともありましたが、根本的な看護は一緒です。ギャップを感じながらも徐々に成人看護にも慣れることができました。

今回は、そんな私の体験談をお話しします！

未経験で成人看護へ…小児科から成人へ転職して大変だったこと

未経験の処置が多かった

小児科病棟では、採血やルート確保などの処置は医師が行うことが多いです。しかし成人病棟ではそれらは看護師の業務。小児科病棟に比べて、看護師が行う処置が多いなあという印象です。

採血やルート確保、バルーンカテーテル挿入、褥瘡の処置など…未経験の処置も多く、初めはわからないことだらけでした。

中途採用でもプリセプターを付けてくれたので、慣れないながらも先輩ナースの指導の元経験を積むことができました◎慣れるまでは大変だったけれど、小児科ではなかなか出来なかった技術も習得し、スキルアップできたと感じています。

コミュニケーションの取り方

痛みや思いを言葉で他人に伝えるのが難しい小児患児、とくに低月齢のお子さんは機嫌や活気・バイタルサインから状態を評価する必要があります。

その反面、成人患者は痛みの程度や思いを言葉で伝えてくれます。

患者の訴えをしっかりと聞き、それを踏まえてアセスメントをする。患児の様子や反応からアセスメントする必要のある小児看護とはちょっと違うな…とギャップを感じました。

また「わかりやすい言葉で説明する」という点は小児と同じなのですが、言葉の選び方が小児と成人では違います。注意しないと、「おてて」や「ちっくん（注射）」など幼児向けの言葉遣いをしそうになることもありました。

身体的な負担が大きい

小児に比べて、成人の患者さんは言うまでもなく体が大きいです。
今まで小さな子供たちの看護師しかしてこなかった私には、成人患者さんのおむつ交換や入浴介助がとても大変に感じました。

小児科にいた頃に比べ身体的な負担が大きくて、慣れるまでは大変でした。

小児科の時はあまり意識していなかったボディメカニクスの重要性を痛感したのです…。ボディメカニクスを活用するようになってからは、腰痛も軽減しました。

ただ、小児に比べて成人は体への負担が大きいのは確かです。

小児科から成人へ…転職してみてよかったこと

勇気を出して一歩踏み出した、成人看護の世界。

慣れるまでは大変でしたが、今では成人に挑戦してみて良かったと感じています。

色々な技術が身についた

先ほどもお話ししましたが、なんといっても技術面。採血やルートキープ、尿道カテーテル挿入など一般的な処置は自信をもって出来るようになりました。

小児では経験できなかったものもたくさんあるので、スキルアップにつながったなと感じています。

患者さんとのコミュニケーションがうまくなった

成人患者さんとの関りを通して、コミュニケーションスキルが上がったと感じています。

様々な年齢・疾患・家族背景・価値観の方と関わることで、対応の仕方や接遇などをもう一度見直すきっかけとなりました。難しい部分もありますが、いろんな患者さんへの対応がスムーズにできるようになったと感じています。

未経験でも成人看護はできる！

慣れるまでは大変ですが、未経験でも成人看護はできます。小児でも成人でも看護の本質は変わりません◎

様々なスキルアップが期待できるので、興味がある方はぜひチャレンジしてみてください。

技術面が不安…という方は、中途採用でもプリセプター制度を導入している病院を選ぶと安心です。