妊娠や出産は女性にとって大きなライフイベント。
お腹に赤ちゃんが来てくれた!でも、いつ職場に報告しよう…
看護師が妊娠した時にまず悩むことの一つが、職場への報告のタイミングです。
歩き回っていることが多く、入浴介助や移乗など体を使う業務もあります。
病棟によっては座る暇がないほど忙しかったり、なかなかしっかりと休憩が取れないことも。
自分の体や赤ちゃんへの負担が気になる場面が多いですよね。
妊娠報告のタイミングは早めに心拍確認前?それとも心拍確認後?はたまた安定期に入ってからの方がいいのか…。
今回は私の実体験をふまえて、看護師の妊娠報告のタイミングについてお話します。
看護師の妊娠報告は早めがおすすめ
安定期に入ってから報告したい!という方もいると思いますが、ママと赤ちゃんへの負担を考えると早めの報告をオススメしたいです◎
力仕事や立ち仕事が多いことはもちろん、感染症・放射線・抗がん剤など赤ちゃんへの影響が気になる業務も多々ありますよね。
報告前では心配な業務を避けたくても避けられない状況になってしまいます…。
自分と赤ちゃんを守れるのは自分だけ!
避けたい業務にも配慮してもらえることが、早めに伝えるメリットです◎
報告する時期は心拍確認前?確認後?
報告の時期を心拍確認前にするのか、確認後にするのか。
それは職場の環境や自分の妊娠の経過次第で決めて良いと思います。
例えば、多忙な急性期病棟や体の大きい患者さんの入浴介助がある療養病棟など体への負担が大きいな、と思う環境なら心拍確認前。
比較的力仕事の少ないクリニック勤務や検診センターなら心拍確認後や安定期に。など、自分の働いている環境で決めてみるといいですね◎
あとは、妊娠の経過も踏まえて考えてみましょう。
例えば、胎嚢が確認できたけど、もしも「週数にしては小さめ」と言われたら何があるかわからないから心拍確認後に報告しようかな、という感じですね。
心拍確認前と確認後、別々のタイミングで報告した理由って何?
1人目と2人目で報告のタイミングを変えた理由は、やはり当時の職場環境にあります。
では、その時期に報告した理由や当時の職場環境など私の実体験をお話していきます◎
【看護師の妊娠体験談】1人目:妊娠8週、心拍確認後
当時私は20代後半。小児科のクリニックに勤務していました。
地域では人気の小児科クリニックだったので一日の患者数は多かったのですが、曜日や時間帯によっては穏やかな日もあり、座って休める時間が比較的多かったので体への負担は病棟に比べれば軽い環境でした。
医師の診療介助が主な業務で、採血や予防接種の時に患児を抑えるくらいしか力仕事という力仕事はなかったのです。
感染症患児はいましたが、外来なので濃厚な接触はなく、レントゲンや抗がん剤の取扱業務もなかったので、私個人的にはおなかの赤ちゃんへの負担を心配することはほとんどありませんでした。
また、妊娠経過も問題なかったことから、【心拍確認後の妊娠8週】で師長に報告しました。
スタッフの人数が少ないクリニックだったので、「何かあったら休む可能性がある」ということを頭に入れておいてくれた方が、万が一の時スムーズだと考えました。
1人目妊娠時に、【心拍確認後の妊娠8週】で報告した理由はこちらです↓
- 力仕事が少なく、体への負担が比較的軽かった
- 妊娠経過が順調だった
【看護師の妊娠体験談】2人目:妊娠6週、心拍確認前
当時の私は30代前半。回復期リハビリテーション病棟に勤務していました。
回復期リハビリテーション病棟では、点滴や呼吸管理などの医療処置が少なく穏やかな雰囲気ではありますが、とにかく力仕事が多かったです。
車いすへの移乗や排泄介助・入浴介助・歩行の介助など体を使う場面が多く、身体的な負担は大きかったのでおなかの赤ちゃんが心配な場面が多々ありました。
また、整形外科の患者さんが多くレントゲンの指示も頻繁だったので、そこも気になるポイントでした。
これらの事情から、2人目は産婦人科で【胎嚢確認できた妊娠6週】の時点で師長に報告しています。
とてもありがたかったです◎
2人目妊娠時に【胎嚢確認できた妊娠6週】で報告した理由はコチラです↓
- 力仕事が多く、身体的につらかった
- レントゲン介助が多く、体への負担が心配だった
まとめ
看護師に限らず、働く女性は妊娠報告の時期をいつにするか悩みますよね。
人によって感じ方も様々なので、もしかしたら心拍確認前後の妊娠報告は「早い」と思われてしまうこともあるかもしれません。
でも、自分と赤ちゃんを守れるのは自分だけ。
もちろん看護師が妊娠報告をしたからといって、力仕事や感染の危険がある仕事を全くしなくてもよくなるわけではありません。
でも、報告をすることによって少しでも配慮してくれる人がいると身体的にも負担が減るし、精神的にもちょっと安心しますよね。
自分と赤ちゃんのために最適な時期を考えてみてくださいね。
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